Ms. A Misa さん(23歳)ボーンマス
コースレベル | 入学時:Elementary 現在:Intermediate |
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クラスの人数 | 10~13人 |
クラスの日本人数 | 2人 |
クラスメートの国籍 | コロンビア、リビア、イタリア、スペイン、韓国、ベネズエラ、日本、中国 |
日本とこの語学学校の英語授業の一番の違いは、発言する機会が多いことだと思います。この学校の授業は、みんなが意見を言い合って授業を作っていくという感じです。日本のように挙手をして、ではなく、自分の思った事、疑問点、時に冗談など、みんな自由に言い合います。ですから、そんなに退屈することなく時間が過ぎていきます。
授業内容も日本とは異なります。もちろん、たまにはテキストを使って、文法をやったりもしますが、ほとんどが、プリントなどを基に隣の人、または、グループで意見を言い合ったり、ゲームをしたりと、とにかく英語を話すことに重点が置かれていると思います。とにかく楽しいです。もちろん、時には何を言われているか分からなかったり、頭の回転が鈍っていて、授業についていけず、ボーっとしていることもありますが。。。でも分からない事を、"分からない"と言うことも大切で、先生達は、必ず丁寧に何度も説明してくれるので安心して授業に臨めます。分からない事を質問することは、ここでは、自然に感じられて、そこも日本での授業と違う点かなと思います。
はっきり言って様々です。教え方、授業の内容も先生によってそれぞれだし、又、どの先生にも言えるのが、生徒の話をよく聞いてくれて、親切だということです。
現在の私のクラスの先生は、とってもユーモラスで、冗談好き(特にゴシップ好き)で、授業中飽きることがありません。しかも、この先生の素晴らしい所は、生徒の国籍によって、英語を学ぶ上での問題点等(例えば、日本語の文法は英語と大きく異なる点、アジア人は文法を知っていても話すことに慣れていないなど)をよく把握していて、授業中も個人、個人へのケアもしっかりしてくれ、とても分かりやすく、安心して授業が受けられます。私はこの先生の授業が受けたいが為に、クラス変更を願い出たくらいですから。
クラスの雰囲気・・・・。これは微妙ですね・・・。時期や、生徒の国籍にもよると思います。私が思うに、授業を他の国籍の人と受けることで、それぞれの国の文化の違いや特色などを体感できると思います。(もちろん、それがすべてではありませんが。)特に、南アメリカの人達(特にティーンエイジャー!)は授業中よく発言をします。それは、いい事ですが、彼らはそれをしすぎるので、他の人達の発言の機会が少なくなったり、授業が成り立たなくなったりすることもしばしばあります。もちろん、先生が、うまく授業の舵を取ってくれますが・・・。今の私のクラスは、どの生徒も適度に発言し、みんながちゃんと人の話を聞くので、気分よく授業を受けています。もし、静かな落ちついた雰囲気の授業を希望するなら、夏の終わりから、クリスマス前までの期間をお薦めします。
私は幸運にも、2つのタイプの時間割を体験できました。クリスマスホリディー前までは、1コマ45分で、午前4コマ、午後4コマという時間割だったのですが、今は1コマ90分で、午前2コマ、午後2コマ、という時間割に変わりました。どちらが良くて、どちらが悪いとは言えませんが、私が思うに、1コマ90分は少し長い気がします。なかなか、集中力が持続できないので・・・。でも授業の流れ的には、90分は適しているんではないかと思います。90分の間、ただ、先生の話を聞き続けるというわけではなく、その中で、みんなで、話をしたり、冗談を言って笑ったりもするので、リラックスして授業を受けられると思います。1コマの中で、1つのスキルだけではなく、リスニング、スピーキング、ライティング、文法、語彙など、トータルした学習が出来き、バランス的にも満足しています。ただ、強いて言うなら、文法の授業はそこまで深くはやらないかな、と思います。それは、授業の方針が、"英語を話す"ことに重点を置いていることにあり、私も、英語は学問としてではなく、コミュニケーションの手段の一つだ、なんて思っているので、この方針には、賛成しています。実際、文法を知っていても、話せないし、文法を気にしだすと、何を話していいのか分からなくなってしまうと思うので、まずは、口に出すこと。それに慣れてから、文法をしっかりと学習していくのが、ベターかなと思います。
学校のスタッフの人達も先生方と同様、フレンドリーで、話しやすく、よく相談にのってくれます。私は3ヶ月のホームスティの後、フラットに移ったのですが、その時にも、フラット探しのアドバイスや情報を提供してもらったり、私のその後の経過を心配してくれたりと、生徒一人一人に親身になってくれます。廊下などですれ違うと、"最近どう?"など声をかけてくれ、気軽に話もできます。皆、とても親切ですが、私は、特に、カンティーン(食堂)のおばちゃんをお勧めします。彼女はいつも明るく、冗談好きで、とっても気さくなので、話しやすいと思います。いつもランチタイムは、そのおばちゃんと冗談を言い合いながら、ゲラゲラ笑っています。時には、親身になって私の相談にものってくれました。
この学校では、週に1回何かしらのイベントがあります。ビデオ上映会があったり、パブに行ったり、ゲーム大会があったり・・・。これらのイベントは、友達作りや英語を話すのに絶好の機会だと思います。また、たまにですが、近くの観光地まで、日帰り良好もあります。学校のイベントの後、皆でナイトクラブに行くこともしばしばあります。何といっても、イベントの企画者がこの学校の若い先生で、なぜだか、いつ張り切って楽しいイベントを考えてくれるので、毎週、学校のイベントを楽しめます。
私が一番印象に残っているのは、去年の暮れにあった、クリスマスパーティです。そこでは、大勢の生徒、先生、ホストファミリーなどが集まり、ゲームをしたり、ダンスをしたり、歌を歌ったりと、もうみんな大はしゃぎで、本当に楽しい時間を過ごすことができました。もちろん、ちょっとした、軽食、スナック、アルコールもあり、皆でおしゃべりしながら、食べたり、飲んだり・・・。また、普段、授業中には、見られない先生達の素顔が見られたりする事も、ともて楽しかったです。また、この学校にはサッカーチームもあり、土日は他の学校と一緒に、サッカーの試合をしたりもしています。
ホームステイ 3ヶ月(1人部屋)、フラット 3ヶ月
私のホストファミリーは、ホストファザーが32歳、ホストマザーが26歳と、とても若いカップルで、私と歳が近かったせいか、親近感が持てました。
留学開始当初は、私が全く英語を話せない事もあり、コミュニケーションが上手くとれず、大分落ち込みました。でも、彼らは、それでも、わかりやすく、何度も話を繰り返しえてくれたり、休みの日には、パブやショッピングに連れていってくれたりと、私の不安や緊張を和らげてくれたので、少しずつ、慣れていきました。学校で全く英語が話せず、夜中ベランダで星を見ながら落ち込んでいたら、ホストファザーがホットミルクティーを持ってきてくれて、慰めてくれた事もありました。ホストファミリーの言っている事が理解できず、思いの行き違いなどが起こり、よく悩みましたが、彼らは、私が思っているほど、気にしていない様子で、話し合いの後は、いつもと変わらない雰囲気で私に接してくれました。クリスマスも、ニューイヤーもホストファミリーと過ごすことが出来ました。クリスマスには、ホストマザーの実家に連れて行ってもらい、スペシャルディナーをご馳走になりました。親戚の人達も集まって、皆でワイワイと、本当に楽しい時間を過ごせました。今は、ホストファミリーの元を離れ、フラットで生活していますが、携帯メールなどで、連絡を取り合い、たまには、夕食を食べに彼らの家に出掛けています。フラットに移って1週間も経たないうちに、ホストファミリーから"ミサ、いつ夕食、食べにくるのよ!"なんて言ってくれるくらい、いい関係を保っています。ホストファミリーについては、結構、当たり外れがあるようですが、それはすべて運だと思います。本当に合わなければ、学校スタッフに相談して変えることも可能だし、ただ、いい関係を作ろうと自分が努力することも大切だと思います。ほとんどのホストファミリーがそれに心から応えてくれると思います。
ここに来る前・・・はっきり言って、ボーンマスって何?何処?という感じでした。でも他の都市に比べて、比較的語学学校の料金が安いのと、何か問題が起きた時、ロンドン・スタディーサポートのハルさんという心強い味方がいる!と思い、ボーンマスに来たわけです。ヒースロー空港から、ボーンマスに来る時、送迎の運転手さんに"ボーンマスのお勧めは何だ?"と聞いたところ、"海"としか、答えてくれませんでした。"何だ?"と思いましたが、今となっては、彼の言ったことは、That's right.でした。夏になると、ボーンマスは、たくさんの観光客が訪れる有名なビーチのようです。しかし、私が来たのは、冬・・・。それでも何かと海には行きました。晴れの日には、海の向こうに半島みたいなのが見えたり、とても綺麗です。ボーンマスは、とても大きい都市とは、言えませんが、生活するには、そんなに不便は感じません。都市派の人には、少し物足りないかもしれませんが・・・。
道を歩いていると、結構アジア人とすれ違います。アジア系のスーパーマーケットも意外とあります。もう半年住んで慣れたから、というのもあると思いますが、私は、結構ボーンマスが好きです。フレンドリーな人も多いと思うし。ただ、ティーンエイジャーには要注意です。突然、近づいてきて、"私達お酒ほしいのだけど、お金ないの。あなたお金もってない?"など、聞いてきたりします。でも、無視するか、そんなお金はない、と言えば、何か叫びながら去っていきます。私が友達と歩いていたら、通りすがりの自転車に乗った男の子が私の友達の腕を叩いて走り去るということもありました。でも、こういう事は、どこの国でも(日本でさえも)起こりうることです。どこかしら、外国人に対するまがった考えが、ティーンエイジャーの多くにはあるのかもしれません。(中には、大人の中にもそういう人はいますが)自分が海外にいるという事を忘れずに、どこか気をつけていれば、ボーンマスは安全で住みやすい所だと思います。
こちらに来て最初の方は、週末に学校の友達とボーンマス近郊の町に行ったり、長距離バスを使って、少し離れた都市に日帰りで小旅行に行ったりしていました。イギリスには、格安でヨーロッパ各地に行けるエアラインがあり、利用価値は高いです。ボーンマスからドイツに行ったのですが、往復、空港税込みで、チケットは7千~8千円くらいでした。安い!
週末には、フラットに引越してから、友達を呼んでパーティをしたり、友達の家に招待されたりと、結構楽しく過ごしています。ちなみに、日本食はわりと、外国人の友人にうけました。箸の使い方など、盛り上がれます。
とにかくあれこれ考える前に、来てしまえ!!ということです。"備えあれば、憂いなし"と言いますが、やってから気づくことの方が多いです。"留学したい"って思ったら、きっとその時が、絶好のチャンスだと思います。思っても実行するまでが大変ですが、時間が経てば経つほど、実現させるのは、難しくなると思います。
■ホストファミリーについて
私は、ハウスメイトのいるホストファミリーをお勧めします。自分と同じような立場であるハウスメイトがいると、話す機会も増えるし、どこかに行くときも誘ってもらえたりすると思います。私の場合、ハウスメイトがいなかったので、ホストファミリーが帰ってくる6時から7時ごろまでは、一人ぼっちだったし、同じ学生同士の英語の方が、お互い勉強になるし、分かりやすい気がします。
■現地日本人との付き合い方
同じ学校に通っている日本人の人を上手く利用するといいと思います。利用するって言うのは、言い方が悪いですが、留学中って結構しんどいことが多く、そんな時、日本語で思いを発散させることは、気持ちのリフレッシュには、いいと思います。他にも、様々な情報をくれたり、分からない単語など教えてもらったり、留学生活をより楽しむことができると思います。
■フラットでの1人暮らしについて
私は、留学する前までは、イギリスでの1人暮らしなんて考えたことは、ありませんでした。でも、こちらの1人暮らしは、以外と難しくありません。1人暮らしといっても、キッチン等共同だったりしますが。ボーンマスでフラットを借りるとだいたい週40ポンド~65ポンドくらいで見付かると思います。物件によっても異なりますが、キッチン、バス、トイレ共同で、家具付、水、光熱費込みです。フラットの探し方は、ニュースエージェント(イギリスのコンビにみたいな店)に行き、そこの窓ガラスに貼ってある物件をみて、電話するだけです。ただ、留学生の込み合ったシーズン(夏)になると、なかなかフラットが見付からないこともあります。フラットに住んでみたい場合は、早めに物件を見て回る事をお勧めします。
■喫煙者の方へ
イギリスへ長期留学する予定の方は、禁煙、もしくは節煙をお勧めします。イギリスは、驚くほどたばこが高いです。マルボロ1箱、約4.50ポンド(900円)くらいします。ヘビースモーカーの方、ご用心!!
イギリスに来て、右も左も分からないような環境の中で、いろいろな国の人達に出会い、文化や考え方の違いに触れる事で、自分自身を見つめ直す、いいきっかけになったと思っています。何かは分からないけど、自分の中で、何かが少しずつ変わっていったような気がします。全ては、留学を終えて、日本に帰って、このイギリスでの生活を振り返ってみて初めて分かることだとは思いますが、それでも、今、自分が少し強くなれたと思います。いい事ばかりではなく、悪いことも沢山ありましたが、全てが自分にとっては、貴重な体験となっています。日本にいては、分からなかった事、新しい発見がたくさんありました。
また、英語って学問ではなく、コミュニケーションの手段の一つだなって思っています。これは、私の友達が留学する前に、言っていたのですが、本当にその通り!って感じています。ここで、これから留学する人へのアドバイスや自分の体験など、いろいろ偉そうに書かせてもらいましたが、実際、私の英語力なんて、たいしたものではなく、授業中も分からない事の方が多いです。今でもたまに、落ち込みます。でも授業でやる英語と普段、生活する上で使う英語って少し違う気もします。はっきり言って、私の英文法、最悪です。でも、周りの人はちゃんと理解してくれるんです。大切なのは、伝えたいっていう気持ちなんだな、と思います。この拙い英語力でも、本当に気の許せる友達、出来ましたから。何でもそうだと思うけれど、やってみよう!っていう積極的な気持ちと、ほんの少しの勇気と、努力で、ある程度のことが、できちゃうんだなって思っています。世の中そんなに、甘くないって言われるかもしれませんが・・・・。
日本を離れるとき、あれだけ、不安がって、心細くって、いろいろな事を考えすぎていた私ですが、思い切って飛び出してきて、本当によかったなって思っています。留学をよくするも、悪くするも、すべて自分次第。"悲観は気分によるものであり、楽観は意志によるものである"という言葉を胸に残りの留学生活を楽しみたいと思っています。
London - ロンドン
Bournemouth - ボーンマス
Oxford - オックスフォード
Brighton - ブライトン
Cambridge - ケンブリッジ
Norwich - ノリッジ
Canterbury - カンタベリー
Mansfield - マンスフィールド
Lewes - ルイス
Cheltenham - チェルトナム
Farnham - ファーナム
Wimbledon - ウィンブルドン
Chichester - チチェスター
Bath - バース
Exeter - エクセター
York - ヨーク
Liverpool - リバプール
Edinburgh - エディンバラ
Scotland - スコットランド
Galway - ゴールウェイ
Dublin - ダブリン
Tiverton - ティバートン