Ms. H Mika さん(29歳)ロンドン
クラスの人数 | 8名 |
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クラスの日本人数 | 1名 |
クラスメートの国籍 | 中国1名、スイス4名、オーストリア1名、ロシア1名 |
このコースは4週間の短期集中講座で最終日にBEC Highrerというビジネス英語の試験を受験する講座です。
試験はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4項目から構成されているので、それぞれのセクションを4週間(月―金、午前9時半~12時45分、午後13時45分~16時)練習しました。
この試験のおおよその内容は下記のとおりです。
◆Reading・・・ ビジネスに関する英文を読んで設問に答える問題と、穴埋め問題や文法の間違えを抜き取る問題などの6問です。特に長文問題はビジネスに関する文章に慣れておらず概要を把握するのが難しかったです。
◆Listening・・・ 英文メモの空白を埋める問題、5人の人が話している内容の目的や結果などをそれぞれ設問から回答する問題、2人の間の会話に関しての設問に答える問題の3問ありました。それぞれ2回ずつ放送は繰り返されますが、要領を得るまでに時間がかかりました。
◆Writing・・・ 与えられたグラフについて描写する問題と、レポート、手紙、提案書などから1つ選ぶ問題の2問から構成されています。例えばある会社のあるサービスに対して抗議文の手紙を書く場合は、どんなサービスを受け、どういった点に不満があるのか、またどんな処置をしてほしいのか、その処置がなされない場合はどういった手段にでるのかなどを自分で想像して書く必要がありました。ビジネス文章でよく使用される文章、冠詞や単語のスペルミスをしないように意識して書くという事に慣れおらずてこずりました。宿題ではこのwriting問題が多く出ました。
◆Speaking・・・ 他の受験者とペアになり、ビジネスに関するトピックに関して自分の意見を述べる1分間のスピーチをそれぞれ行った後で質問をし合い、ペアの人と与えられたトピックに関して3分間のディスカッションを試験官の前で行いました。
慣れないビジネス用語や文章などに慣れるのに時間がかかり4週間目でようやくイギリス英語や試験にも慣れてきた頃にテストを受けなければならず、もう少し時間があればと残念に思いました。
このコースを受講する前に他のビジネスコースを2週間受講していたクラスメートもいたので、環境に慣れることやビジネス用語などの基礎的な知識を勉強することが出来たようで私も受講すべきだったと後悔しました。時間と予算に余裕があればYoung Business Englishのコースを前もって受講することをおすすめします。
短期間の講座でしたがテストを受験するという緊張感があり宿題もほぼ毎日出ましたので最終日まで気を抜くことなく勉強できました。逆をかえせば常にプレッシャーを感じ勉強と観光など遊びの時間配分のバランスが非常に難しかったです。
最後の4週間目には自分でも進歩している事が分かるようになったので短期間で達成感を得る事が出来ました。英文レターなどの書き方やビジネス英語に慣れることが出来たので帰国した後でも実践的な役に立つ知識を得る事が出来ました。
また自分の英語学習などに対して今後の課題や目標を見出すことができました。自分のレベルと比べると難しいコースでしたが、他のコースに移らず逃げずに修了出来た事が一番嬉しかったことです。
他のコースは週によって先生が変わり先生によって授業の満足度は大きく変わるようでした。
私のコースは4週間先生が変わらず同じ先生でしたが客観的に私の習熟度を評価して的確なアドバイスをくださったので最後まで授業についていくことが出来ました。クラスメートは主にヨーロッパからの生徒が多かったのですがドイツなまりなどの英語が最初は全く聞き取れませんでした。逆に日本語なまりの英語は相手には難しいようで最初はコミュニケーションに戸惑いましたが耳が徐々に慣れてきて最後にはお互い励まし合いながらそれぞれ頑張る事が出来ました。
ヨーロッパの国から来た生徒はスピーキングが上手で自分の意見を述べることにも慣れている生徒が多く、授業で自分の意見を発言するのは難しかったです。私以外にも他の日本人学生も同じ感想を持っているようでした。
私が通ったホーランドパークの校舎はヨーロッパからの生徒が多く比較的年齢も高めだったような気がします。アジアからきた生徒は日本人が圧倒的に多かったのですが、そういった同じ日本人の生徒とも交流してみて自分とは違ったバックグランドや考え方を知ることが出来て自分の国に対しての新しい発見もあり楽しかったです。
学校の施設はとても整っており不満に思うことは一切ありませんでした。スタッフの方もとても親切でした。昼食も毎日違ったメニューでとても美味しかったです。
日本人のアドバイザーの方が毎週水曜日に授業後いらっしゃったので、コースの事などで色々と相談にのっていただきました。
他の生徒もしっかりした目的を持って英語を勉強しに来ている生徒が多く、勉強に集中するにはとても適した学校だと思います。近くにはホーランドパークという緑の多い公園やノッティングヒルなどが徒歩圏内にある静かな場所にある学校でした。地下鉄の駅やバス停などが学校の近くにありロンドンの中心部に移動するのにも便利なロケーションにあると思います。
ホームスティをしている他のクラスメートの感想も概ね満足しているようでした。私のホストファミリーも生徒の受け入れに慣れたホストファミリーでしたので会話の面では困ることもなく楽しく過ごせました。特に私の場合はコースが難しく落ち込んで帰る事も多かったのですがいつも励ましてくださいました。夕食を週3食提供してもらうプランにしたのですがネイティブの英語を聞く非常にいい機会になりました。またイギリス人の家庭や生活様式、価値観、しつけ方法など言葉の面だけではなく文化的な新しい発見などがたくさんあり本当に勉強になりました。
困った点はあまりないのですが、イギリスでは日本のように長くお風呂に入るという習慣がないようで日本のように時間や湯量を気にせずにお風呂に入れなかった事は少し不便に感じました。日本の習慣に固執せず現地の生活様式に溶け込もうとする思い切りと割り切りがあれば快適に過ごせると思います。
社会人の方で留学を考えていらっしゃる方は仕事が忙しくなかなか事前準備をする時間がないと思うのですが、英語が耳に慣れてくるのには数週間単位の時間がかかるので出国前から少しでも英語を聞き流すように心がけておくと、こちらにきてからの学習の進行度に大きく影響すると思います。特にイギリス英語は日本人にとっては聞きなれないものだと思うので耳を慣らしておいたほうがいいと思います。私は事前準備を怠ってそういった事を一切しませんでしたが、これだけはせめてしておくべきだったと後悔しました。
またビジネスの検定を受験される方はTIMEやEconomistなどの英語の経済記事を読んでビジネス文章に慣れるようにしておいた方がいいと思います。
ロンドンにいればこちらで手に入るものは多いので困ることはあまりないかもしれません。
学校ではパソコンが自由に使用できますが、日本語タイプが出来ないのでちょっとした調べものがある時には困りました、レポートなどの宿題もあったので家で学習する事も考えるとノートパソコンは短期でも持ってきてよかったと思いました。学校ではwifiが無料で使用出来るので、iPod touchは非常に役に立ちました。パソコンを持ってくるのが面倒な方はこういったデバイスだけでも十分かもしれません。
イギリスでも手に入るのかもしれないのですが、ウェットティッシュは日本から持ってきてよかったと思える物でした。ほとんどのレストランはおしぼりが出ないのですがパンなど素手で食べるメニューも多いので大変役に立ちました。
日本にいては絶対に知り合うことの出来ない人たちの出会いなどがあり思い切って渡英してよかったです。
英語に関しては今回の滞在で英語力以上に行動力がいかに大切かを痛感しました。どんなに卓上で英語を勉強しても実際に使えないのでは意味がないと身をもって分かりました。失敗を恐れずに話しかけにいく行動力で滞在が充実したものになるかどうかに関係してくると思います。
英語はただのコミュニケーションの道具という事がよく分かり、今後は英語以外に何か他の能力が必要だと思いました。
そういった点など気づかされる事が多く今後の自分の生き方にも影響してくると思います。
自分ひとりでは効率的になかなか情報を集められず困っていた時にホームページでロンドン・スタディーサポートさんを知りました。ホームページが見やすくよく管理されていることや手数料が一切かからないこと、また他の方の体験記などを拝読して信頼のおける留学エージェントだと思いお願いしました。
実際にメールを通じてやりとりをしていただいている間も、些細な質問にも迅速かつ丁寧にお答えいただき、自分でも何がしたいのか分からくなり迷いに迷っていた時でも色々な候補を挙げていただき親切なご対応でした。そのお仕事ぶりは感心するばかりでした。
またイギリスに到着後にも連絡をいただき、コースの件などでアドバイスもしていただきました。
「何か成果を出す場合は、苦痛が伴なう場合もあります。」
この言葉をいただいて頑張ろうという気になりました。本当にありがとうございました。
大変だった分、得る物は大きかったです。
London - ロンドン
Bournemouth - ボーンマス
Oxford - オックスフォード
Brighton - ブライトン
Cambridge - ケンブリッジ
Norwich - ノリッジ
Canterbury - カンタベリー
Mansfield - マンスフィールド
Lewes - ルイス
Cheltenham - チェルトナム
Farnham - ファーナム
Wimbledon - ウィンブルドン
Chichester - チチェスター
Bath - バース
Exeter - エクセター
York - ヨーク
Liverpool - リバプール
Edinburgh - エディンバラ
Scotland - スコットランド
Galway - ゴールウェイ
Dublin - ダブリン
Tiverton - ティバートン