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University of the Arts Londonの留学体験談

Ms. O Mizuki さん(21歳)ロンドン

  • コース:English plus art and design
  • 期 間:2011年4月11日~9月23日(6ヶ月)
  • 滞 在:ホストファミリー
  • 留学目的:海外の友人つくり、英語力の向上、視野を世界に拡げること、進路の模索

授業について

コースレベル 入学時:intermediate 現在:upper intermediate
クラスの人数 約10人
クラスの日本人数 最大で4~5人
クラスメートの国籍 中国、台湾、コロンビア、スペイン、イラン、フランス、イタリア、ブラジル、チリ、マダガスカル、ロシア、ウクライナ、トルコ、タイ、ドイツ、日本

学校の授業内容についてご感想をお聞かせ下さい。

color.jpg主に午前中は英語クラス、週2回午後にアート&デザインの授業を受けていました。英語の授業は教師によってだいぶ変わり、カードゲームを使ってボキャブラリーを覚えたり、新聞記事などを使ってリーディングを学んで、その記事に対する自分の意見を英語で言う、というスピーキングなどをしていました。また、よくyou tubeを使う先生などもいて、それで英語の音楽を聴いたり、映画のトレーラーを英語で聞いたりなど、リスニングがてら楽しく学んでいました。
アート授業の方は、版画やイラストレーション、インテリアデザインやコラージュなど様々なアートをかじる程度に学びました。初めて裸体を描くという体験もできて、始めは恥ずかしい思いがしましたが、良い体験となりました。

簡単に学校生活についてのご感想をお願いします。

毎週ほぼ毎日計画されているソーシャル・プログラムでは、様々な展示やクラブ、バンドのライブなど多岐にわたっており、参加する価値があるので、そういう意味ではこの学校は楽しめるのではないかと思います。またパソコン施設も充実してありますし、バーでコーヒー・紅茶なども学生用に安い値段で買えますので、お勧めです。
ただ、びっくりしたのは、ある教師が授業中に食べ物を食べながら英語を教えていたことです。その人は生徒に性に関するくだらないドキュメンタリー番組を見せたりもしていました。他の教師も、時々ヒステリックだと感じることがありました。もちろんよい教師にもめぐり合えましたが、個人的に、教師の質の差が激しいと思ったので、英語のみを学びにくるのなら、この学校はあまりお勧めできません。ですが、英語に加え、芸術分野に興味を持った学生が大半であり、しかも各国から皆来るので、同じ趣味関心のある友だちが作れると思います。そういう意味ではこの学校はお勧めできます。
昼には、近くの公園で芝生に座って食べたり、友だちとレストランに行って食べたりしていました。ロンドンは公園がたくさんあり、お昼時になると、皆芝生で寝転がったり、そこに友だちと一緒に座ってお昼を食べ始めます。私はそういう文化はとても好きだったのでよくお昼には公園に行ってました。

学校について

学校スタッフの対応はどうでしたか?

とても親切に対応してくれたと思います。どこが一番安全なタクシー会社か、またどこに銀行があるかなど、親切に教えてくれました。

学校行事には参加しましたか?どの行事が一番思い出に残っていますか?

毎週ソーシャルプログラムが計画されていて、私は毎回ではないですが、アニメーションプログラムとピクニックに参加しました。アニメーションプログラムは、アマチュアのアニメーション作家の方々の集まりに参加するもので、様々なアニメーション、作り途中のアニメーションなどを見れてよかったです。ピクニックでは、生徒と数人の先生が参加し、生徒が各国の食べ物やお菓子を公園に持ちよって食べました。ある先生はパイを作ってきてくれました。その後は軽くバドミントンなどの用具を先生が持ってきてくださり、それで生徒同士で遊んだりして、とても楽しかったです。

滞在について

ホストファミリーに滞在されてのご感想をお聞かせ下さい。

ホストファミリーとの滞在は、少しトラブル等もありましたが、よい思い出もたくさんできました。ホストマザーは、より安いホームステイの支払い方法や、地下鉄の時刻表を教えてくれたりなど、とても親切にしていただきました。また、ホストファザーは、ジョークの聞いた面白い方で、いつもたのしくからんでいました。彼は歴史が好きで、よく世界の歴史を教えてくれて、色々と学ぶことができました。ときに、家のスペースが十分ないのに、生徒が最大4人住むときもあり、家は人でいっぱいになっており、ストレスを感じたときもありました。

ILM14_BK04002.jpgですが、私がピアノを弾いて見せたら、喜んでくれたり、ときにホストファザーと一緒にお互いの言語を教えあったりして、よい交流ができました。子どもたちと一緒にセントラルロンドンに行ったこともよい思い出となっております。
(本当はそこに行くのはよくないのですが)
ただ、子どもと一緒に出かけると、いつもその子は道にポイ捨てをするので、とても困りました。

ロンドンについて

ロンドンに来る前の印象と実際滞在してみての感想を聞かせて下さい。

ロンドンは大都会で、人口の行き来が激しく、人がとても多いわりには、場所が(例えば地下鉄等)狭いので、とても人が忙しく行きかっている場所でした。また、ポイ捨ても多く、あまり清潔な町ではないと思いました。でもそれは異文化の一つだろうと思います。治安はロンドンの場所にもよりますが、私が住んでいた東部の治安はよかったです。南東部がやや悪いようです。滞在してみて思うのは、ロンドンは楽しむものがあふれていて、ミュージカルなどは豊富にありますし、博物館・美術館等も無料ですし、ロンドン郊外のバースやケンブリッジ、ウィンザーなどへの小旅行もできるので、そういう意味では、魅力の多いところだと思います。

週末の過ごし方について簡単に教えて下さい。

だいたいいつもロンドン郊外へ日帰りの小旅行に一人で行ったり、クラスの友だちと一緒に行っていました。

これから留学する人達へ

これからイギリスへ留学しようと考えている方々にアドバイスをお願いします。

イギリス、特にロンドンは様々な人種のるつぼであり、そこへ行けば様々な人々に出会い、大いに刺激を得ることができると思います。また、イギリスはヨーロッパの一部であり、ヨーロッパ各地含め、インドやカリブ海諸国など様々な国から人々が来ているため、世界は色んな国と国がつながってできているということも、感じられる場所だと思います。
ただ、ロンドンは本当に都会で、自然は多くはないですし、物価も高く、皆稼ぐのに苦労しており、少し人もせちがらいところもあるので、そのような短所も行くまえに考えたほうがよいと思います。スコットランドやロンドン以外の地方なら、また人も穏やかで良く、物価も高くないと聞いたことがあるので、事前に調べておくのが良いと思います。

アートアンドデザインの授業で特に面白いと思ったのは、実際に博物館・美術館にいって作品・展示品を模写したり、それらから情報を得て、学ぶ、という活動でした。日本ではそのような活動はしたことがなかったので、とても面白かったです。ロンドンはそのような施設が充実しており、またその規模も日本とはスケールが違って大きいので、感じるもの、吸収するものも多いと思います。

イギリスに持ってきたら便利な物

洗濯ネット等

英語がしゃべれるようになる為にはどうしたらよいと思われますか?具体的にご自身の経験談、アドバイスをお願いします。

自分もスピーキングはまだまだ未熟ですが、海外の友だちをたくさんつくることだと思います。 海外の人と話したり遊んだりする機会をできるだけたくさん設けて、英語のアウトプットをしていけば、自然としゃべれるようになるのではないかと思います。また、英語の文章を音読するのもよい聞いたことがあります。ネイティブの友達ならよりよいと思いますが、語学学校にネイティブはいないのでソーシャルプログラムなどに積極的に参加してネイティブの友達をつくるのも一つの手かと思います。

最後に、今回留学してみてのご感想、ご意見をお聞かせ下さい。

思い切って留学してみて、一番良かったと思うことは、世界に友達ができたことです。日本の人とは違って、その国、その人それぞれの個性を持った人々と友情を結べたことは本当に大きな財産です。また、別の視点で、祖国である日本の短所・長所についても考えることができ、これは貴重な経験になりました。そして世界への視野が広がったこともよかったです。他国のことがより身近に感じられるようになったと思います。そして自分は日本のことをあまり知らないということにも気づいたので、もっと日本のよいところを見つけたり、日本の歴史を知っていきたいと思いました。ロンドンでできた友人・ホストファミリーとはこれからも連絡を取り続けて、より友情の絆を強くしていきたいと思います。

LSSについて

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