N さん(50歳代)ロンドン
コースレベル | pre intermediate(初級上レベル) → intermediate(中級) → upper intermediate(中級上レベル) |
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クラスの人数 | 11~15人 |
クラスの日本人数 | 1~3人 |
クラスメートの国籍 | ブラジル、トルコ、チリ、コロンビア、ドイツ、フランス、スペインなど |
授業は、最初はついていくのが大変でした。とにかく英語を聞きとれないし、話せません。みんなが笑っているところで笑えない。辛いこともありましたが、振り返れば、誰もが通るしかない道だったかと思います。だんだんと雰囲気にも慣れ、友達も増えていって楽しくなりました。
先生によって、世間話を中心に教室を盛り上げていく先生と、テキストに忠実にしたがって進める先生と授業タイプは様々でした。週のうち月水金を担当する先生と、火木を担当する先生の2名から教わることになります。
内容は文化的なもの、実践的なものなど多岐にわたり、苦情の伝え方の授業は、後に寮の洗濯機が壊れた時にとても役立ちました。
学校の授業体制は、週のうち午前の日と午後の日が交互に入れ替わります。出発前は、毎日午前授業がよいかと思っていましたが、思いのほかこの午前、午後のジグザグ体制がよかったです。
学校は街中にあるので、午前授業の日は午後に美術館などの観光に出かけ、午後授業の日は、夕方からミュージカルへ出かけたり、友達とパブへ行ったりしました。
午後授業の日の午前中は、寮の部屋で集中的に勉強することにするなど、うまく生活リズムが作れました。
毎日が朝からの授業でなく、目覚ましをかけなくてよい日があるというのも、体力的にも精神的にも楽だった気がします。
先生とクラスの雰囲気は、その時の巡り合わせなので、相性もあると思います。
先生もスタッフも学生も、よい人ばかりですが、教え方含め、私にとって最高だった先生とそうではなかった先生がいたのは事実です。
居心地が悪いと思った時には学校のスタッフへ相談し、クラスを変えてもらったこともあります。そういった学校の対応はすばらしいと思いました。
2つの寮に滞在しました。
①IQショーディッチ
学校まで徒歩で20分くらいで、立地的にとても便利でした。バスも地下鉄もすぐに乗れて、ロンドンの主要な場所へも簡単にアクセスできます。
高額でしたが、トイレとシャワー、ミニキッチンつきの個室だったので、自由に快適に過ごすことができました。冷蔵庫と電子レンジ、コンロがついていたので、スーパーで買った食材で自炊していました。
ただ、建物や設備、備品は古く、衛生面で多少気になるところはありました。
②Scape カナダウォーター
学校までは地下鉄を乗り継いで40分くらいですが、新しくきれいな寮でした。
トイレとシャワー付きの個室で、シェアキッチンは廊下を挟んですぐのところにあったので、冷蔵庫も電子レンジも不便はありませんでした。
私のフロアは社会人が多かったと思いますが、キッチンで食事をする人は見かけず、誰かと関わることはほとんどありませんでした。
布団やタオル、食器類も新品が各人に用意されていて、とても清潔感がありました。
まだまだ開発途上のエリアで、近隣にも新たな建物を建築中。そのため、午前中に部屋で勉強する時などは、工事のドリルの音が鳴り響くなど、騒音はストレスでした。
大人の社会人の場合、便利な場所の寮の個室というのはとてもよいと思います。
ホームステイをしていたクラスメイト達も、次は絶対に寮にしたい!と言っていました。
一般家庭は郊外にあることが多く、通学に時間がかかる上に交通費がとてもかさむこと、キッチンに入れない家庭もあるようで、食事は買うか外食で食費がかさむ、という人もいました。
留学先をロンドンにして、本当によかったです。交通の便がよいこと、ミュージカル、美術館、公園など見どころが満載なこと。本当に魅力いっぱいの都会です。
物価が高いことに加えて私の滞在時は円安の頂点で、お金の使い方にはとても知恵を絞りました。地下鉄よりバス、なるべく歩く、コーヒーや水は買わない、などなど。ですが、そんな工夫をする生活もゲームのようで、ちょっと楽しくもありました。
コンサートなどの帰りは夜12時近くなることもありましたが、地下鉄には遅くまでたくさんの人が乗っていて、東京と変わらない気さえしました。
一方で、スリなどには様々な対策をしていました。電車では常にかばんに手を置いておく、道でスマホを取り出す時には、車道側でなく壁側で、必ず両手で。
昼間でも人通りの少ない道は通らない、夜は明るい大通りを歩く、など。
幸い、怖い思いをしたことはありませんでした。
もし、最初に思ったよりも英語が話せない、と思ったとしても、また、事前の準備が足りなかったとしても、やがて時が解決してくれるので、大丈夫です。必ず慣れてきます。
困ったり、恥ずかしいことを経験することで、力はついていきますし、大人なので、若い人より知恵を絞ることや乗り越えていく力はあるはずです。
電子レンジでお米が炊ける容器とお米(自炊が可能な場合)。ふりかけと塩昆布。
おにぎりを握ってランチにもなります。
寮の場合、トイレットペーパー、ハンガーがないので、最低限を持参するとよいと思います。
eシムを使いました。通話はワッツアップやラインで。
スマホでタッチ決済ができるよう設定しておくとよいです。
地下鉄もバスも買い物も、財布をいちいち取り出さなくて済むようにしておく、と安全だし便利です。
カードは数枚持っていきました。ビザ、マスター、デビットなど種類を変えて。そのたびごとに、通るカードと通らないカードがありました。
現金は150ポンドほど用意しましたが、ほとんど使う機会はありませんでした。
旅行代金を友達がまとめて支払ってくれた時だけ、現金で渡しました。
レストランでも1人ずつカードで払うことができるので、現金での割り勘もめったにありません。
英語の生活の中に入ることで、なんとか英語を聞き取ろうとしたり、話そうとしたり、無意識のうちに英語に慣れていくことを実感しました。
留学を終えた今は、英語に触れる状況を自らつくることが大切だと感じます。
映画、ドラマ、テレビ、ラジオ、新聞などは、留学前でも後でも英語の環境に身を置くことができます。
私自身、楽しく続けられる英語学習をしていきたいと思います。
50代になっての留学ですが、人生でこんなにワクワクする経験があったことに感激しました。
旅行と違って生活する留学は、経験するとやみつきになるようで、クラスメイトにも、国や都市をかえて何度目かの留学の人がいました。
今後の人生の夢が広がり、私もまたいつか、どこかへ行ってみたいと思います。
国内のエージェントも検討しましたが、レスポンスの早さと、留学希望者の意向を的確に汲み取ろうとしてくださるメールでの質問項目など、その姿勢がとても信頼できました。
何よりも、留学前、留学中、留学後と、同じ方が終始対応してくださるというのは、見てくれているという大きな安心感があります。留学前に、学校と寮を下見して報告くださったときには、感激しました。
留学中にも、細かなことを学校に交渉してくださったり、大変にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
London - ロンドン
Bournemouth - ボーンマス
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Cambridge - ケンブリッジ
Norwich - ノリッジ
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Lewes - ルイス
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Farnham - ファーナム
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Bath - バース
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York - ヨーク
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Edinburgh - エディンバラ
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Galway - ゴールウェイ
Dublin - ダブリン
Tiverton - ティバートン