I.S さん(21歳)ケンブリッジ
クラスの人数 | B2+ 中級の上クラス...5人 C1 上級クラス...6-8人(ともに平均) |
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クラスの日本人数 | ともに0人 |
クラスメートの国籍 | B2+ 中級の上クラス...UAE2人、イタリア・メキシコ・ベルギー・スロヴァキア各1人 C1 上級クラス...UAE2人、ドイツ・オーストリア・アルゼンチン・チリ・ブラジル・トルコ・台湾各1人 |
月-木は一日90分×3コマ(1...9:30‐11:00 2...11:30-13:00
昼休み...13:00-14:00 3...14:00-15:30)
金のみ一日90分×3コマ(1...9:30‐11:00 2...11:30-13:00)
*選択した科目はすべてGeneral English(試験用ではない一般英語)です。
この留学の目的はIELTSやTOEICではなく、日常生活で必要となってくる英語のスキルを身に着けたいをいうものだったので、私には最適のものでした。
B2+(中級の上レベル)/C1(上級レベル):
両クラスともに午前は担任の先生が選んだ教科書を使って主にリーディング・リスニング・スピーキング・ボキャブラリー・文法の授業が行われました。
批判の意味はありませんが、淡々と教科書を進めていく日本の受動的な授業と異なり、能動的に参加する機会が多い授業でした。教科書を使うだけではなく、教科書で習ったことに関係のある内容を学習できるKahootといったオンラインゲーム等様々な教材を使用しました。
また、午後のクラスは教科書を用いずBBCのプログラムやNetflixのドラマを使用した授業が行われました。ここでは特に教科書には載っていないようなスラング等のボキャブラリーや発音、スピード感といった日常会話によりフォーカスしたことが学べました。
金曜の2限目はクッキングの授業になっていました。これはクラスメイトが持ち回りで母国の料理を作るというものでした。もちろんクラスメイトは料理の作り方を知らないので自身が先生となって一緒に料理を作りました。これは友達との仲が深まるだけではなく、IELTS等の特化型のクラスにいたら学べないであろう料理や食べ物等についてのボキャブラリーを学ぶきっかけにもなりました。
また、日本人は文法がよくできるという風潮がありますが、実際そうでした。文法の学習において唯一大変だったことは、文法を説明する専門用語(conditionals, cleft sentences..)を一から覚えることです。私はイギリスに来てからリストを作って覚えたのですが、これから留学を考えている方は日本にいる間にある程度理解をしておくと良いかもしれません。
ほかに大変だったことは、ラテン語由来の単語です。知らない単語にぶつかったときの多くがラテン語由来のフォーマルな言葉だったのですが、クラスメイトの多くはスペイン語・フランス語といったラテン語由来の言語を母国語とする人が多くその言葉を推測で理解できていました。多数の日本人はこれらを知らなくて当然で、先生もこのことを理解してくれているので恥ずかしがらずどんどん質問した方がいいと思います。
最後に、楽しかったことはスピーキングです。これは大変だったと同時に、一番成長を実感した分野でもあります。留学の目標として、発音の改善を掲げている人は多いと思います。
実際に私もその一人でした。意外かもしれませんが、授業中に発音の練習をする時間はあまりありません。そのため、私が取り組んだことは、発音用の教材を使った自習と確認です(詳しくは後述します)。それに伴ってアウトプットが大切なのでどんどんいろいろな人と喋りました。ゼロからのスタートだったので、日々の成長を楽しみながら学習できました。
オンラインクラスと対面のクラスを比べると、やはり対面式の方が柔軟性があり、様々な経験ができると思います。ただ、Bell Cambridgeでは、先生は対面の際からオンラインテキストを使っており、その点はオンラインクラスでも違和感なく通常の授業のレベルで学習ができました。さらに、友達との接点が少なくなったとはいえ、イギリスにいる以上同じ寮に住む人たちやホストファミリーと話す機会は多くあるので、日本にいて英会話教室に行くのとは違う経験が得られることと思います。
ほかの語学学校に通ったことがないので主観になりますが、私の通っていたBell Cambridgeは先生も認めるイギリス1の語学学校です(笑)。理由として教師の質はもちろん、学校施設の充実具合が段違いだと思います。ケンブリッジという中規模の都市にありながら、学校には広大な庭、人工芝・天然芝のフットボールコート、ビリヤードや卓球台のあるプレイルーム等多様な設備が整っています。私は友達と毎週サッカーをしていました。
また、学校からは毎日異なるアクティビティが提供されています。有料のもの物も無料のものもありますが、特におすすめなのは土曜日に開催されるフリートリップです。行先は2週間に一度の頻度でロンドン、ほかに、ウィンザー・オックスフォード等バスで行ける距離になっています。時間の制約はあるものの、小旅行に慣れるまではおすすめです。さらに行きだけ学校のバスで行き、友達とホテルを借りて一泊し日曜日にケンブリッジ帰るということもたまにしていました。
唯一気になる点を挙げるとすれば、教師の年齢層が高いということです。質との両立が難しいところではあるので仕方がないことですが、若い先生がいいという方にはお勧めできないかもしれません。
ホストファミリーの良い点の一つは、ネイティブスピーカーと話す機会が毎日のようにある点です。私のホストファミリーの場合、主に夕食時に会話をしていました。食事の時間を含めて、2時間半から多い時で3時間話すこともありました。話の内容としては、時事問題や今日の学校での出来事、ホストマザーがこれまで経験したことについての話などです。この時間は、スピーキングやリスニングの練習になるのは言うまでもなく、その日に習ったボキャブラリーを使う場であり、イギリスで生活する上での役立つ情報を共有してくれる場でもありました。他には、洗濯以外の家事をしなくてよいという点も、生活の負担の軽減という視点から留学初心者にとってはありがたかったです。さらに、健康的な規則正しい生活を送れるということもメリットの一つです。食事の時間は通常固定されており、休みの日だからと言って遅くまで寝ているということもありませんでした。食事も栄養バランスの取れたものとなっていました。
他方、ホストファミリーの困った点も複数あります。一つは、シャワーです。私の場合、シャワーを使える時間が決まっており、その時間外は冷水しか出ない仕様になっていました。時間内でも水圧は日本より弱くバスタブもありませんでした。私のホストファミリーは最大6人入ることができるところだったのですが、仮に6人いてバスルーム(トイレと一体型)が一つしかないとすると、使いたいときに使えないという問題が発生しそうです。また、ほかの困った点としては、洗濯です。これもシャワーと同様使える時間が騒音の観点から10時までと決まっており、週に一回という曜日の指定がありました。夏場は少し大変な気がします。さらに、デメリットとしては、Wi-Fiのぜいじゃくせいがありました。
以上を踏まえて、私はホストファミリーをお勧めします。自由が欲しいという方がいると思われますが、所詮数か月であり、英語の勉強をしに来ていることを考えたらこれらの不満な点も許容できると考えます。
私は諸事情により学校寮にも滞在していたのでこちらにも軽く触れたいと思います。
こちらの一番のメリットは、自分の好きなように生活でいるという点です。これは人によってはデメリットにもなりかねますが、自身の自由時間を確保できたり、食べたいものを食べられたりするという点が挙げられます。私の場合、基本的に自炊をしていたのですが、地元のスーパーで買い物をして様々な発見をすることができました。また、シャワーはこちらの方がよかったです。
一方、デメリットとしては、他の部屋に住んでいる人の騒音が気になったり、冷蔵庫の自身のスペースが小さかったりするという点です。また、学校寮によっては学校の敷地内にあるものもあります。
気候は大方予想通りでしたが、冬の日の短さには多少驚きました。
ケンブリッジの治安はとても良い方だと思います。シティーセンターやスーパーマーケットの前には物乞いが数人いますが、特に問題ありません。ただ、一人女性で歩きながら話しかけてくる人がいました。
唯一気を付けた方がよいことは、自転車の盗難です。2人の友人の自転車が学校の敷地内にとめていたにもかかわらず盗まれました。安いロックは切られてしまうので注意してください。
物価については、生活必需品でとても高いと感じたものはありません。どのスーパーを利用するかで多少違いはあります。ただ、日本の食品を買うことのできるお店は、ミルロードという通りのコリアンショップ1店舗しかなく値段も高いです。
私を含めたいていの人はシティーセンターやレジャーパークで買い物をしていました。
ベル自体はシティーセンターからバスで10分ほど離れたところにあります。私は初めのころ、平日10分間隔で出ているバスを利用してシティーセンターに行っていました。学校の最寄のバス停からだと1ポンドで行けます。一週間のうちに3日以上バスを利用する方は、一週間5ポンドで乗り放題のウィークリーチケットを買うのがおすすめです。バスの運転手さんに頼めば発行してくれます。あと、大きい紙幣は断られます。
自転車があった方が便利だったので途中から自転車を利用するようになりました。私は中古品を購入しました。レンタルのものもありますが、コスト面と盗難のリスクを踏まえて中古品をお勧めします。
この体験談を見ている方はおそらくイギリス留学に興味があることと思います。私はイギリス留学をする前、英語の学習においてイギリスはアメリカもカナダもオーストラリアもどれも大差はないと考えていました。ただ実際留学をしてみるとそこには大きな違いがありました。
一つは発音で、私が日本の学校で習ったアメリカのものと大きく異なっていました。当初は違いに戸惑いましたが、次第に慣れていき、個人的にはアメリカのものより発音しやすかったです。ほかには、日本人の少なさが挙げられます。先生曰く、通常時も日本人は少ないそうです。また、三か月間ベルにいたフランス人の友達が、現在カナダのバンクーバーにある語学学校に通っているのですが、そこは20数名の生徒の中に5人もの日本人がいるそうです。
このように様々な違いがあり、それは人によってはメリットにもデメリットにもなりえます。そのため、留学先を決める際はあらゆる面を多角的に見ることをお勧めします。ネットで情報を集めるのも手ですが、留学のプロであるエージェントの方に相談すると適切なアドバイスをくれることと思います。
私は留学前にほかの方の体験記を一通り読んでリストを作成し必要物をもっていきました。よいアドバイスが沢山あるのでそちらを参照してくれればと思います。持って行ってよかったものを二つ挙げるとすれば、海外企画の複数口の延長コードと抹茶味のキットカットです。持っていけばよかったものは、マイナンバーカードや自動車免許証等の顔写真付き証明証です。イギリスでは年齢確認が日本以上に厳しく、語学学校の学生証は使えませんでした。
ただ、日用品はこだわりがなければ、イギリスですべて買いそろえることができます。ロンドンにはUNIQLOや無印良品等日本のお店もあるので、私はそこで日本で使っていたヒートテックや化粧水等を買いました。
かさばる衣類等も現地の安いお店で買い、帰国前に状態の良いものは友人にあげたり捨てたりしました。
最後に、個人的にはいらなかったものと、ホストマザーから聞いた過去に日本人が持ってきて少し困ったものをいくつか紹介します。
・カップ麺...現地で買えます。
・日本語の本...恋しくなると書いてあったので持っていきましたが、読んでいでる暇がないうえにかさばりました。
・電子辞書...一昔前は必要だったと思いますが、スマホで十分です。また学校に紙の英英辞書もあります。
・日本語の英語教材...学校の図書館や本屋に行けば、英英のものですが利用できます。個人的にはそちらの方がためになりました。
・折り紙...子供がいる家庭では喜ばれるそうなので事前に確認しておいた方がよいそうです。
・煮干し...ホストマザー曰く、グロテスクで食べられなかったそうです。
GiffgaffのSIMカードを日本にいる間にネットで注文したうえで、SIMフリーのiPhoneを持参し、イギリスの空港でトップアップしました。そのため、現地にいる間は日本で使っていたものとの二台持ちでした。
Giffgaffはイギリス国外でも使えるので、ベルギーやポルトガルに行ったときに助かりました。また、設定をすれば一部の地下鉄でもWi-Fiが使用できとても便利でした。
また、滞在中特に問題はありませんでした。
現金については£紙幣を持参しましたが、ほぼ使用する機会はありませんでした。
カードについては、VISAとマスターを二枚とキャッシュカードを持参しました。この二つならば間違いなく使えると思います。
いくつかのお店やジムの会員登録では、イギリスの銀行口座が必要だったので必要な方はオンラインバンクをお勧めします。
とにかく実践の場を作る、言い換えると英語を話す場をできるだけ作るというのが一番の近道だと思います。インプットは授業中や自習の時間に行えるので、それらをアウトプットする場を作り、実践することで知識としての英語から使える英語になっていくと思います。留学のメリットの一つが実践の場を設けやすいということにありますが、これは単に設けやすいだけであって、必要最低限以上の機会は行動を起こさない限り生じません。折角留学をしてそれらの機会を得やすい環境身を投じているのなら是非様々な人に話しかけてみてください。きっと気づかないうちに意識しなくてもフレーズが出るようになると思います。
当初コロナ禍の留学は先が見通せず多少なりとも不安がありましたが、イギリスについてみると初めてのことの連続で不安以上に好奇心が勝っていきました。実際に勉強面と経験面でとても充実した留学になりました。確かに、留学後半はロックダウンの影響で授業がオンラインになったり外出が制限されたりと大変な面もありました。ただ、その普通ではない環境を通して、普通以上の経験を得ることができたとも思っています。例えば、パンデミックの影響で日本に帰りづらかったからこそ、友達の一人がクリスマスホリデーに招待してくれてベルギーとポルトガルに計2週間も滞在することができました。これは、私の貴重な財産です。
また、正直に言えば、留学前半には毎週友達と遊び、パーティーに参加し、土日にはロンドンやその他の都市に行くという生活を送っていたので、今思うと机に向かう時間は少なかったと思います。一方で、後半には自然と机に向かう時間も増え、総合的にみるとバランスが取れ英語ができるようになりたいという漠然とした目標も達成できました。
最後に、学習をしていくうちに、英語は非常に有用なコミュニケーションツール、情報伝達手段であるということを再確認できました。英語ができるようになると自身に入ってくる情報の質・量ともに飛躍的に伸びると体感しました。ここでいう質とは、海外のものや出来事をワンクッション挟まずに得られるということであり、量は情報の入手と発信のハードルが下がることで相対的にやり取りできる情報量が増えていくということを指します。これからしばらくの間も引き続き日本の中では、英語を使えるというだけで情報の感度の高さという点も含めて有利に働くといえます。だから私は、留学後も引き続き英語に触れ続けていきたいです。
私は当初アメリカに留学予定で学校まで決まっていました。
しかし、昨今のコロナウイルスの蔓延の影響でそれが渡米の2か月ほど前にキャンセルとなってしまいました。そのタイミングで見つけたのがこのロンドンスタディーサポートでした。
いくつもある代行業者からここを選んだ理由は、実績と良い口コミが多くあったからです。また、ホームページがとても見やすく、直接顔を合わせたことのないLSS カウンセラーHarukoさんの顔もわかって安心できたからです。エージェントのHarukoさんは、私の要求を的確に汲んでくださり、たった2か月という短い準備期間で私にとっての最適解を示してくださりました。ありがとうございました。
London - ロンドン
Bournemouth - ボーンマス
Oxford - オックスフォード
Brighton - ブライトン
Cambridge - ケンブリッジ
Norwich - ノリッジ
Canterbury - カンタベリー
Mansfield - マンスフィールド
Lewes - ルイス
Cheltenham - チェルトナム
Farnham - ファーナム
Wimbledon - ウィンブルドン
Chichester - チチェスター
Bath - バース
Exeter - エクセター
York - ヨーク
Liverpool - リバプール
Edinburgh - エディンバラ
Scotland - スコットランド
Galway - ゴールウェイ
Dublin - ダブリン
Tiverton - ティバートン